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アオゲラ [生物]

本日、大学でお世話になっていた方からアオゲラが送られてきた。非常に、非常にありがたいことです。

(以下アオゲラの写真。状態が良いとはいえ死体につきお嫌いな方は開かないよう)

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幸せになるための絵画教室 [周辺情報(催し物等)]

日本鳥学会2006年度大会開催まであと10日余りとなった。
この中で我々「鳥類形態集団」は今年も自由集会を開く。昨年の解剖実習に続き、今年はスケッチ実習である。言うまでもなく、形態に注目したものである。「幸せになる」というタイトルが実に愉快である。あっはっは。

講師には山階の平岡さん、お馴染みの箕輪さん、死物学の川口さん

死物学の観察ノート―身近な哺乳類のプロファイリング

死物学の観察ノート―身近な哺乳類のプロファイリング

  • 作者: 川口 敏
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2001/06
  • メディア: 新書

という絢爛なメンバーを迎え、骨格や形態に基づいたイラストのポイントを教授いただくという夢のような集会である。もちろん我々「鳥類形態集団」も裏方となって様々なネタを怒濤の如く放出するはずである。

参加資格は「へたっぴ」であることのみ。ただし予約制なので注意してください(先行予約、当日受付それぞれ15名の計30名)。


日本鳥学会
http://wwwsoc.nii.ac.jp/osj/japanese/home.html

2006年度日本鳥学会岩手大会(9/15-19)のご案内
http://news7a1.atm.iwate-u.ac.jp/~hkoji/OSJ06/top.html

幸せになるための絵画教室 要旨(※pdfファイル)
http://news7a1.atm.iwate-u.ac.jp/~hkoji/OSJ06/free%20meeting/kawakami.pdf


鳥の飛行について [生物]

山階鳥研News 9月号が届く。
開いてまず飛び込んできたのが上記表題の話題。

アオウミガメのところでも少し触れたとおり、運動というのは非常に速い。肉眼だけで全てを観察するのはほとんど不可能であり、写真や映像、力学的な分析は何が何でも必要になる。まして飛翔は流体中で起きる現象のため、いよいよ事態は複雑になる。

鳥の飛翔という現象には、様々な時間的空間的スケールでの現象が重なり合っているということで、より具体的な話題は氏のサイトにも紹介されている。また、11月号に続編が載るそうで期待したい。

そしてもう一点。今まで漠然と気になっていたことが、この記事でかなり明瞭になった気がする。たとえば、飛翔しているアカオネッタイチョウの写真をいくつかの図鑑で見ると、ある写真では後肢が畳まれている一方、またある写真では後肢を伸ばすどころか蹼まで大きく広げている。あるいはカワセミがダイブする写真を見ると、後肢を畳んでいるものもあれば前に突き出しているものもある。これはいったい何なんだろう、というのがあった。

漠然と感じていたこれらのことも改めて指摘されると確かにその通りだが、後肢や首の動きも空力的な影響を与える。単なるバランス取りのためだけでなく、種によっては方向転換のため首や後肢を積極的に利用しているそうである。以前、ミネラルフェアでPseudodontornisを折ったとき、進行方向に首を曲げ体勢を傾けた状態にしたことがあったが、後肢にも注意する必要があったわけだ。

しかしこのサイト、今の今まで捕捉していなかったのが我ながら口惜しい。以前何かを調べたときに一度見かけたような記憶が微かにあるが、そのときはほとんど見過ごしていた。
今までも、翼端の反りや翼後縁の膨らみなどは注意していたが(この表現具合如何で空気の流れや風が見えるか否か決定的に変わってくる)、観察による経験+理論的な観点からの意識を含めていく必要がある。

ちなみに、このサイトにあるセグロセキレイには全くやられた。なんとなくこのような方向性の作品を作っている人はいそうな気は薄々していたし、自分的にも動きを1つ1つ並べていく作品をやってみたいと思ってはいたが、これをやられるとは。


森岡茂樹. 鳥の飛行について 科学技術の知識を通して見える野鳥の飛翔姿(上). 山階鳥研News 18(6), 2-3 (2006)

鳥の彫刻ー日本の野鳥の飛翔姿ー
http://www.kyoto.zaq.ne.jp/morioka/japanese-0.html


試作-ノウサギ [折り紙]

リベンジなるか?ノウサギ再び。

諸般の事情から、あるものの開発を試みている(できるかできないか分からないが)。その副産物というか失敗からの転換というか、今度こそノウサギができそうかなと思って再び試みてみた。まだいろいろ足りないが…。

丸くなっているウサギ作品は数多あるが、やはり走っていたり腰を浮かせていたりあるいは天敵に襲われて死んでいたりする姿まで視野に入れて折ろうとすると、いろいろと違う折り方が必要になってくる。前回の「習作…にも至らず-ノウサギ」は、ひとまずそこまで考慮せずネズミの試作を基に予備的なテストをしてみたというようなものだが、残念ながらテストにすらならなかった。

で、このノウサギである。大枠としてはこの線でいけそうである。まだ様々な調整は必要だが、それより何より走っているときに尻尾がどうなっているのか皆目見当が付かないという大きな難題が降って湧いてきた(尻尾も折ってはみたものの今回は結局内側に折り込んでしまった)。ともかく今は当初の目的が優先されるので後回し。

なお、絶滅生物でも重要な点だが、足跡も絶対に把握していなければならない。


水生生物 [折り紙]

全く他意はないのだが、現在(2006-09-02)ギャラリーの折り紙コーナーに公開している(簡易版以外の)動物は、悉く水生生物である。自分ではほとんど水生生物を折っていないような気がしていたぶん、我のことながら意外な印象を受けた。

水生生物は、実はたいへんな需要があるのだが、案外と折られていない。海水魚を折る人はまぁいるにはいるが、淡水魚となると途端に少なくなる。淡水魚と言われて咄嗟に思い浮かぶヤマメやイワナ、あるいはコイやフナといった魚は、シルエットが比較的どれも似通っていて、折り紙的なネタになりにくいというのもあるかもしれない。

需要はたいへん大きいのだが…。ひとつ研究してみようか。


所さんの恐竜折り紙コレクション [折り紙]

書き忘れるところだった。ネタが埋もれてしまう前に。

おなじみ所さんがいま書かれているブログより。
http://tokoro-dino.at.webry.info/200608/article_19.html
ネット上に公開されている「個人所有の」まつもと作品というのはちょっと珍しいんじゃないだろうか。


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