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SVGを介して花子からIllustratorにデータを渡すとき透明が指定されているとうまくいかない [花子]

十分詳しく分析していないのだが、塗りに「透明」を指定した図形が含まれる花子データは、SVGを介してIllustratorに持って行こうとすると、そのままではうまくいかないっぽい。




花子の図面をSVGで保存しIllustratorのドキュメント上に配置したとき、まるっきり何も表示されないことがある(なお当該のSVGファイルをブラウザ等で開くとちゃんと図面が表示される)。

切り分けて原因を探っていったところ、どうも、塗りに「透明」が指定されている図形が含まれている場合に、この問題が起こるらしいことが見えてきた。実際、「透明」を「塗りなし」に変更すると問題なく持って行ける。
※塗りの「透明度」ではなく「透明」なので注意。

そこでひとまず、花子が吐き出すSVGのソースを見てみたところ、「透明」が指定された図形は、SVG上ではハッチパターンがかけられるらしいことが分かった。ようするに、ベクター画像の中がラスター画像で塗りつぶされた状態になっている、ということである。

ここでひとつためしに、SVGで保存する際、「画像の保存場所」を「別ファイル」という設定にして保存しテストしてみたところ、どういうわけか問題なく、というかハッチパターンがかかった状態で、Illustratorのドキュメント上に配置させることができた(ちなみに、これまでは「画像の保存場所」は「SVGファイル内」という設定にしていた)。




とりあえず現状ざっくりまとめると、

花子の図面をSVGを介してIllustratorに持ってこようとしたときに、(SVGファイル自体はちゃんとしているはずなのに)どういうわけかきれいさっぱり図形が無くなっている場合がある。そして、どうもその原因は、塗りが透明(繰り返すが「透明度」ではなく「透明」)に設定されている図形が含まれている場合であるらしい。

そして、その回避策として一番確実なのは、花子上で塗りが「透明」になっている図形全てを「塗りなし」にしてからSVG出力すること。

次善の策は、SVG出力する際に、「画像の保存場所」を「別ファイル」という設定にしてSVG出力すること。ただしこの場合、Illustrator上で余計なハッチパターンを削除しなければならない。




何かもっとスマートな解決策もありそうな気もするが、(私の場合)とりあえず手作業でもたいして時間のかからない範囲の事ということもあり、現状これ以上は突っ込まず。
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