GPS・その2 [ツール]
SONYのGPS、GPS-CS1K、あれこれテスト。
写真に座標データを埋め込んで地図上に表示させるのは単純に面白い。
なんとなく、動物の背中に背負わせたら面白そうだな~、とかいうのもあるが、それはそうとして、実際に使ってみると、あんがい受信が不安定なのに気づかされる。カラビナでぶら下げておくだけで良いように書かれていることもあるが、ザック等に固定できるようであれば、アンテナ面が上になるように固定しておくのが良さそうである。
ただぶら下げているだけだと、どうも、アンテナ面が明後日の方向にぶらぶらしてしまっていることが少なくないようである(思い切り開けた場所でも受信できていないことがある。アンテナ面を上にするとすぐに回復する)。そうなると、測位準備状態になってしまう。取扱説明書によると、測位準備中は電力消費量が多くなるらしい。バッテリーがカタログスペックほどには保たないというのは、あるいは、ぶらぶらして頻繁に測位準備状態になっているというのが原因の1つなのではないか、という気もする(ちゃんと比較したわけではないが、アンテナ面を上に固定しておくと、気のせいかバッテリーの保ちも良いような気がしないでもない)。
データが取れず、バッテリーも消耗するくらいなら、はじめからアンテナ面が上を向くよう固定しておくのが良いだろう。
それでも、鬱閉した林内などでは受信できないことがある。念のため予備電池はあったほうが良いだろう。わたしはエネループを数本用意している。
SANYO 「eneloop」 急速充電器セット N-M58TGS
- 出版社/メーカー: 三洋電機
- 発売日: 2006/12/01
- メディア: エレクトロニクス
通常であれば1本で概ね1日十分に保つが、特に何日も野外に出ているような場合は必須。
専用バッテリーではなく汎用性の高い単三電池を採用しているのは、こういうときにありがたい。うろ覚えだが、どこかで「実際にGPS-CS1Kを手にすると思ったより大きく感じる」というような内容の感想があったが、そこはバッテリーの兼ね合いからこのサイズになったのではないかとも思う。だとすれば、このサイズはむしろ正しいかもしれない。
なお、誤差がつきまとうのは否めない。条件次第で10m程度の誤差は普通に出ると思っておいてよさそうである。あまりシビアな用途には使えない(か注意が必要)。カーナビのようなつもりでいると危険(カーナビは単なるGPSではなく、速度センサーやジャイロセンサー、道路情報等を併せて補正しつつ測位しているので、こと道路上に関してはGPS単体とは精度が違う)。
とはいえ、フィールドで記録写真を撮るとき、時間、座標も記録できるというのは非常に大きい。データの価値がぐんと増す。ほぼこの辺り、という当たりを付けられるのは、後で確認するときにも楽でよい。
コメント 0