クロハラアジサシ [生物]
俗に言う珍鳥というわけでは決してないが、ほいほい見られるわけでもない、というか、そもそも自分自身水辺に行く機会があまり多くないがため、いよいよなかなか見られないクロハラアジサシ。
色々と幸運が重なって今回たまたま観察する機会があった。こういうときに限って超望遠域のレンズを忘れていたりするが、基本観察中心のため気にしない。
燕尾だが切れ込みは浅く、角度や広げ方によって角尾や円尾に見える。嘴は赤いが距離があったり光条件が悪いと黒く見える。このへん(特に尾羽)は注意が必要かもしれないが、逆に特徴と言えるかもしれない。
コアジサシよりひとまわり大きく※、視界から外れてもすぐに再捕捉できる。この写真ではコアジサシとの位置関係が分からないためより大きく写ってしまっているかもしれないが、感覚的にはこんなふうにけっこう目立つ印象。
※:図鑑で全長を比べるとそれほど違いがないようにも感じるが、コアジサシはT6が大きく伸長している点を考慮する必要があるだろう。プロポーションの違いを見落としてはならない。
水中にダイブするようなことはなく、水面付近をすくい取るような行動をしているのが興味深い。羽化して水面上に出てきた昆虫とか、水面付近を飛んでる昆虫を捕っているのかなぁ、というふうな感じ。アジサシ類=ダイブして魚を捕る、と単純に思ってはいけない。
あ、そうそう、久しぶりにツバメチドリも観察。相変わらず美しい。この3種が(どれくらいの期間かはともかく)同所的に見られる点は、ちょっと気に留めておいて良いかもしれない。
2011-05-26 00:00
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